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バッハ「トリオ・ソナタ」(ブルック・ストリート・バンド) [室内楽]

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[目] バッハのトリオ・ソナタを聴くというのは喜びだ。私はオルガンの原曲は、フランスの女流オルガニスト、マリー=クレール・アランの感覚的で敬虔な演奏で永く愛聴してきた。ブルック・ストリート・バンドは、1995年に編成された女性ばかりの団体で、評判は上々。「ブルック・ストリート」というのは、ロンドンでヘンデルが住んでいた通りの名前という。原曲の右手を第一バイオリン、左手を第二バイオリン、ペダルをチェロとハープシコードに、ほとんど手を加えることなく移しているようだ。非常に元気のいい演奏で、ハツラツとした表情がすがすがしい。ただバッハに一生を捧げ内面から光が滲み出るような格調を持っているアランの演奏に比べて、この演奏はヘンデルのようにひたすら開放的で影がなく明るい。ヘンデルの側から見たバッハと言えるかも知れない。[AVIE]

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