ショスタコーヴィチ「チェロ協奏曲第1番、第2番」(マーク・コペイ(vc)、ローレンス・フォスター指揮ポーランド国立放送管弦楽団) [管弦楽]
作曲家でチェロ協奏曲を2曲書いたという人は珍しい。ロストロポーヴィチという稀代のチェリストがいたからで、両曲とも彼により初演された(2曲のヴァイオリン協奏曲はどちらもオイストラフにより初演されている)。中でも1番が知られ、いきなり生々しいチェロの響きで、行進曲のようなリズムを持って始まる。楽想は分かりやすく、演奏効果にも優れている。2番は純粋器楽作品と言うが、何かプログラムがありそうだし、そうであった方が分かりやすいかも知れない。コペイのチェロは、流麗すぎると感じられるかも知れないが、歯切れのいい音色がよく捉えられている。オケ、指揮は、非常に良い。[audite]
コメント 0