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バッハ「ゴールドベルグ変奏曲(シトコヴェツキー編曲)」(アマティ弦楽三重奏団) [器楽]

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[わーい(嬉しい顔)][黒ハート] ゴールドベルグ変奏曲は偉大な曲ではあるが、人気のある曲でもあるので、様々な楽器の上で演奏される。ピアノではグレン・グールドの新旧両盤が光り輝く。各声部が別々の生き物のように独自の推進力を持って動き回る演奏で、世界中を驚かせた。これはグールドに捧げられた弦楽三重奏への編曲版。この曲は、バッハが厳格なフーガから離れてなお対位法を追求したもので、各声部が対等に競い合うスリルに面白さがある(作曲当時、すでに主旋律と伴奏部を明確に区別して、旋律の転調に関心が向かった新しいスタイルの音楽が台頭しつつあった。それはハイドンとモーツァルトによって完成する)。名手ギル・シャロンが主宰するアマティ三重奏団の演奏はグールドのスタイルを思わせる高レベルのもので、3つの声部が対等に張り合うさまに引き込まれる。1999年の録音で実売600円ほどの超廉価盤。曲と演奏の価値から、しばし考え込んでしまう。[COLUMNS]


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