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バッハ「ゴールドベルグ変奏曲(非編曲)」(シルヴァン・ブラッセル:ハープ) [器楽]

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[目] ハープシコードのために書かれたゴールドベルグ変奏曲を、驚くことに基本的に編曲なしにハープで演奏した(こんなことが出来るんだ!)2007年録音の世界初録音盤。ブラッセルは現在リヨン音楽院で教鞭を執るハーピストだが、例によってブーレーズ一派で、アンサンブル・アンテルコンテンプランで指揮者助手をするなど現代音楽に深く傾斜している。その意味で、エマールの「フーガの技法」の兄弟盤のようなものか。演奏はしかし、モダン・ハープの典雅な響きを持ったもので、特段に対位法を強調したようには聞こえず、けっこう気持ちよく聴ける。ただ自身による解説は興味深い(例えば、この曲でアリアは実際には変奏されず、保持されるのは和音だからパッサカリアに近いとか、構造は舞曲を集めた組曲にも近いとか等々…やっぱり理屈っぽい!)。[Lontano]


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