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ミンクス:バレエ「ドン・キホーテ」(オランダ国立バレエ、オランダ・シンフォニア他) [バレエ]

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[わーい(嬉しい顔)] たいていのクラシック・ファンは、ロシアで活躍したレオン・ミンクス(1826-1917)の名も、代表作「ドン・キホーテ」も知らないのではないだろうか。しかしこれが、今日のバレエ界の最人気曲の一つなのだ。この公演はマリウス・プティパという人の振付をベースにしており、この高名な振付師の流れがチャイコフスキー、アダン、ドリーブ、グラズノフなど現在のバレエのメインストリームを形作っている。それにはみ出た人たちを集めたのが興行師セルゲイ・ディアギレフで、パリを拠点にストラヴィンスキー、サティ、ラベル、ドビュッシーなどが尖がったバレエ曲を作曲し、今日のコンサートの定番となる近代管弦楽曲の名曲を生み出したが、実はバレエ界では全くの傍流で、めったに上演されない。ここでの音楽は明るく楽しく、深みはないが耳に快いハッピーな旋律に溢れ、人気なのがよく分かる。バレエ音楽のこのような分断には、複雑な思いがする。[Art Haus]

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