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ヴィルトゥオーゾ・ピアノ・ミュージック(ヴァネッサ・ベネッリ・モセル:ピアノ) [ピアノ]

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[目][黒ハート] 美人ピアニストが、プロコフィエフの「戦争ソナタ」(ソナタ第7番)をバリバリ弾くというミスマッチが大いに楽しめるCD。イタリアのピアニスト、モセルのデビューCDで、プロコフィエフに始まり、リストのスペイン狂詩曲、ハイドンのソナタ34番、そしてスクリャービンのソナタ第1番で全体を閉じるという意欲的なプログラムだ。イタリアの後、ロシアで学んでいることからか、プロコフィエフは音楽を十分に手中に収めて迫力もあり、構成感も安定している。一方でリストでは、スタイルを使い分けたかのような明るい音楽作りで好感度も高い。面白いのはハイドンで、速いテンポで技巧を強調する一方で、第2楽章では滲み出るような情感も感じさせる立派な演奏。歯切れのいい録音も優秀。これで渋谷のタワレコで800円足らずなら、とりあえず買うしかない!?[BRILLIANT ClASSICS]

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