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ドリーブ:「コッペリア」(パリ・オペラ座公演、コーエン・ケッセル指揮コロンヌ管弦楽団) [バレエ]

coppelia-bd.jpg (BD)

[わーい(嬉しい顔)][黒ハート] これは通常の「コッペリア」ではない。バレエ版の読み替えであり、ホフマンの原作に立ち帰りストーリーは変えられ、音楽もドリーブの他の作品から挿入され、特段の物語性のない第3幕はカットされている。コッペリウスは理想の女性を求めて人形を作る一方で、主人公スワニルダに心を惹かれる若い男性となり、最後は幻想的なシーンで終わる。ロマンチック・バレエでは、音楽は脇役だった。音楽がストーリーを楽劇のように追ったのは、ストラヴィンスキーの「火の鳥」が最初と言われる。この「コッペリア」はそれに近く、あたかも音楽が舞踊を視覚化しているかのようだ。ピットに入るコロンヌ管は美しい響きを聴かせ、情感の豊かなケッセルの指揮は脇役の域を超えている。主役を踊るフランス人ドロテア・ジルベールは非常に好感度の高い人。素晴らしい再創造の公演と思う。[Opus Arte]

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