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パーセル「妖精の女王」(クリスティー指揮レ・ザール・フロレッサン) [声楽]

queen.jpg(2枚組)

[目] 36歳で夭折したイギリスの天才ヘンリー・パーセルによる、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」に基づく作品。 この作品は「歌劇」と呼ばれることもあるが、劇の付帯音楽に近く、歌うのは妖精を始めとする周辺キャラクターで、主要な登場人物の歌はない。だから、これを聴き通しても、筋書は分からない。それでもたっぷりとCD2枚分の音楽があって、器楽曲や歌や踊りやで変化に富んでいる。台詞はシェイクスピアの原詞ではなく、1世紀ほど後に書かれたためか、原詞よりは親しみやすいと思う。クリスティーの指揮は、無難にこなしたというもので、ハッとする瞬間がないかわりに、歯切れのよい音楽作りが耳に心地よい。ソロ歌手のクレジットはないが、よく歌っていると思う。[harmonia mundi]


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