ヘンデル「メサイア」(全曲)(ポール・マクリーシュ指揮ガブリエル・コンソート) [声楽]
昨年のクリスマスの時期に買ったもの。ヘンデルは、バッハと並び称されるが、バッハの宗教曲が多く新約に基づいているのに対して、旧約に題材をとったものが多く、日本人には馴染ずらいところがある。ただ、この「メサイア」は、主人公がイエス・キリストと新約の人であることが特徴で、詩句は新約と旧約の両方から引用されていて幾分は親しみやすい(それでもメサイア=救世主という呼び方は旧約からのものだ)。 私のお気に入りは、第1部で子が生まれたことを喜ぶ合唱曲だ(これも旧約からの引用だが)。マクリーシュは私の好きな指揮者で、その指揮は端正で歯切れがよく、透明感のある清々しくて明るい音色が特徴だ。[ARCHIV]
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