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ドボルザーク「弦楽四重奏曲第13番、第12番“アメリカ”」(パベル・ハース四重奏団) [室内楽]

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[目][黒ハート] 若い世代の弦楽四重奏団の中でも、ヨーロッパでひときわ評価の高いチェコの団体による、ドボルザーク。ビオラとチェロが男性、バイオリン2人が女性という組み合わせは意外に珍しく、あまり他に思い当たらない。 最も印象に残るのがチェロで、豪放にして細心、表現力、情感において傑出していて、音楽全体を引っ張っている。ビオラも、きちんと弾こうという姿勢が、誠実さを感じさせる。この2人に比べると、女性2人のバイオリンは技術的には達者だが、個性は前面に出てこない。女性上位が多い世の中で、この男性上位とも言える演奏は、しっかりした安定感がありむしろ新鮮だ。一方では、4人の呼吸が合っていて、チームワークを楽しんでいるような雰囲気が、若々しくてとてもいいと思う。2011年度英誌グラモフォン年間最優秀賞に輝いた。[Supraphone]


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