ヴィエニアフスキー「新しい手法 エチュード・カプリース作品10、エチュード・カプリース作品18」(ユスティーナ・ヤーラ:ヴァイオリン他) [器楽]
ポーランドといえばショパンだが、ヴァイオリンの分野でも国民的作曲家がいて、それはロマン派期のヴァイオリニスト兼作曲家ヴィエニアフスキーだ。ここでヴァイオリンを弾いているヤーラは、ヴァイオリンのレッスンの時には必ず弾いていたというこれらのヴィエニアフスキーの練習曲を、亡き恩師のために録音したという(涙)。作品18は2つのヴァイオリンのための曲集で(生徒と教師用だろう)、まあまあの曲も含まれているが、作品10はソロで、いきなりスタッカートの連続であるなどかなり難しそうだ。ヤーラは技巧的には非常に歯切れが良い一方で、女性らしく歌わせる所もある。APOは初めて聞くポーランドのレーベルだが、高品質録音を売り物にしており、ホールでの録音は直接音中心で、かなり生々しい。(例によって私は練習曲を聴くのが大好きだ)[APO]
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